ビール専門店の売上を伸ばす実務7選|今日から使える改善ポイント
ビール専門店は「良いビールがある」だけでは売上が伸びにくいことがあります。初心者〜中級者でも実務で取り組みやすい、メニュー設計・接客・販促・在庫の見直しを中心に、今日から使える7つの改善策をまとめます。
ビール目次
1. 看板商品(推しビール)を3つに絞って迷わせない
クラフトビールは選択肢が多いほど、初来店の方が迷って注文が止まりやすいです。まずは「店の顔」を明確にして、最初の一杯までをスムーズにします。
実務手順
- 常時おすすめを「3つ」提示(軽め/中間/しっかりのように幅を持たせる)
- メニューの最上段に固定し、説明は1〜2行に短く
- 迷っているお客様には「最初の一杯はこちらが人気です」と案内
2. 価格ではなく「飲みやすさ軸」でメニューを並べ替える
価格順やブルワリー順だと、初心者には比較が難しくなります。「苦味」「香り」「甘み」「度数感」など体感ベースで並べると、注文率が上がりやすいです。
メニュー表の作り方(例)
- 飲みやすい(軽い・爽やか)
- 香りが華やか(ホップの香り)
- しっかり(コク・苦味)
- 個性派(酸味・スパイス等)
各カテゴリに1〜2銘柄ずつ配置し、選ぶ労力を下げましょう。
3. 1杯目を取りやすくする「小さいサイズ」と飲み比べを用意
クラフトビールは「知らない銘柄をいきなり大きい量で頼むのが不安」という壁があります。少量サイズと飲み比べで入口を作ると、追加注文につながりやすいです。
運用のコツ
- 小さいサイズは定番化(都度説明しなくても選べる状態に)
- 飲み比べはテーマを固定(例:IPA飲み比べ、フルーティ系など)
- 説明は「違いが分かるポイント」を一言に絞る
4. フードは「ビールが進む少数精鋭」にして回転と満足度を両立
品数が多いと仕込み・廃棄・オペレーション負担が増えます。ビール専門店は、相性が良くリピートされやすい定番を磨くほうが結果的に売上が安定しやすいです。
考え方
- 揚げ物・燻製・塩味系など「ビールが進む軸」を決める
- 提供時間が短いメニューを厚めに
- おすすめのペアリングをメニューに併記
5. 接客は「質問テンプレ」で再現性を作る
スタッフの経験差が大きいと、提案の質が安定しません。会話の型を作ると、初心者スタッフでも売上に貢献しやすくなります。
その場で使える質問テンプレ
- 「苦いのは得意ですか?」
- 「香りはフルーティが好きですか?すっきり系が好きですか?」
- 「軽めからいきますか、しっかりめが良いですか?」
回答に合わせて、先に用意した“推し3つ”から提案できる形にしておくと迷いません。
6. SNSは「入荷・飲み比べ・空樽(売り切れ)」の3投稿で回す
毎日凝った投稿を作るのは現実的ではありません。パターン化して、継続できる運用を優先しましょう。ビール専門店は入れ替わりが価値になるため、入荷や樽替わりの情報が特に相性が良いです。
投稿に入れると反応が出やすい要素
- 味の一言(例:柑橘っぽい香り、軽い苦味 など)
- おすすめの人(例:IPA初挑戦の方にも)
- 数量感は断定せず「なくなり次第終了」などで表現
7. 在庫とロスは「売れ筋の見える化」で先に潰す
売上を伸ばすほど、ロス管理の差が利益に直結します。難しいシステムがなくても、まずは“売れ筋”と“動きが遅い銘柄”を把握するだけで改善が進みます。
シンプルな管理方法
- 週1回、銘柄ごとに「出た量・残量」をざっくり記録
- 動きが遅い銘柄は、飲み比べ枠に入れる/フードとのセット提案に回す
- 次回入荷は「売れ筋の系統」を優先し、尖りすぎを増やしすぎない
まとめ:やることを減らすほど売上は伸ばしやすい
ビール専門店の売上改善は、施策を増やすより「迷わせない」「提案を型化する」「運用を回す」ことが近道になりやすいです。まずは推しビール3つの固定、メニューの並べ替え、小さいサイズと飲み比べの整備から着手してみてください。